費 堅蓉 Fei JianRong ( Chinese Instruments )
中国上海に生まれる。三弦、琵琶、中阮、柳琴、月琴のほか古筝、古琴等の演奏にもすぐれ、中国を代表する撥弦楽器演奏家として高く評価されている。10 歳で上海人民放送局少年楽団に入団。 上海音楽学院附属高校を経て上海音楽大学に入学。
上海音楽学院在学中に中国第三回音楽作曲品コンクールで一等賞に輝いた自作自演の三弦独奏曲「辺塞の夜」は、三弦の演奏法に革新をもたらしたもので、中国歴史上に残る作品である。
来日後、日本各地でのコンサート活動、海外ではアジア諸国、オーストラリア、アメリカのカーネギーホール、国連会議場など広い範囲に渡り活躍する。作曲家、神津善行氏の「六華仙」のメンバーでもある。作曲、編曲も多数。7 種類以上の楽器を弾くマルチプレーヤーとして活動する。
97 年には三弦、琵琶、中阮、古筝などを使って 15 曲を一人で演奏する二時間半にわたるリサイタルを開催。 99 年、来日 10 周年記念リサイタルを横浜みなとみらいホールにて開催し、新たに作曲した曲を加え、その力量を如何なく発揮。また、 2002 年には日本古典音楽奏者10人と中国撥弦楽器奏者一人の演奏会やワルシャワ・ショパン音楽アカデミー卒駐日ポーランド大使夫人とチェロとの合奏音楽会、 2003 年には、「六華仙」として、ハノイオペラハウスにてコンサートを行った。
そのかたわら、サントリーホールにて、 2003 年、夏・冬の西洋音楽との融合コンサートに取り組み、ロック、ジャズのみならず各種映画音楽への中国楽器による演奏・編曲にとりくんでいる。2004 年、京都高台寺、方丈庭園にて西洋と中国の融合音楽コンサートを行い、好評を得る。2005 年から、二胡奏者として第一人者であるチェン・ミン氏と国内ツアーを精力的にこなしている。また、愛知万国博にもゲスト出演している。 2006 年 11 月には、宮島、厳島神社、「高舞台」にて、「世界文化遺産 10 周年登録記念奉納コンサート」を、 2007 年 5 月には同舞台にて、「新緑の星空奉納コンサート」を行い、各方面から好評を得ている。
現在までの作品としては、 87 年上海海文出版社より「三弦独奏専集」、 88 年台湾音楽中国出版社より「費堅蓉三弦独奏専集」のカセットテープを発売。 現在、 CD にて「仙人の爪弾く」(ビクター)、「大陸的旋律」(デラ)、「辺塞の夜」(費堅蓉ファンクラブ)、「潤」(リンキィディンクレコーズ)、「琴韻清雅」(ラサ企画)を発売しており、最近では「砂漠の旅」( Mu-Two Corp. )「水の戯れ」(イベントデック)、「 Season 」( Fusion Music )をリリース。
本年には厳島神社奉納コンサートを記念した「 The Concert in World Heritage Miyajima 」を4月にリリースしている。また奈良正倉院に納められている、中国唐時代の楽器を復元し演奏する楽団「天平楽府」において、阮威など、時代を越えた楽器の演奏も行っている。 |